上野不動産新聞62号発行

10月29日上野不動産新聞を読売・朝日・サンケイの三紙の上野地区販売店にお願いし15600部を折込で配布しました。
賞味散歩では浅草の国際通り裏の焼肉の名店「本とさや」を紹介しています。
本文ではきびしくなった賃貸市場と当社の仕事の姿勢について書いています。
ぜひ、呼んでください。来社いただければ差し上げます。

等価交換方式のマンションのこと 不動産新聞61号より

今年の夏の暑さは異常でした。九月になっても炎暑が続き、参ってしまいましたが、ようやく終わって秋が訪れてきたようです。
秋になって、私どもが肌で感ずる台東区の不動産市況は確実に底を打ち、回復に向かいつつあります。新築マンションは新規販売がしばらく止まっていたのですが、元浅草で藤和不動産が販売を始めた高層マンションをはじめ、いくつかのマンションが新規分譲を始めています。最近は、今まであまり進出していなかった大手マンション業者の台東区の用地購入意欲が強くなっています。しかし、すぐにマンション用地で買える物件はめったにありません。等価交換などの専門の手法に明るい土地とりまとめ専門業者が、大手の依頼を受けて土地建物の所有者の人たちをとりまとめることが目立ってきました。台東区は小さな土地所有者が多いのですが、何人かが一緒になって敷地が130坪以上に纏まると大きな建物ができますので、大手の業者が共同事業に参加して建物の建設資金を負担してマンションをつくります。土地所有者は建物の建設費を負担することなく、配分される建物の専有部分と、土地の共用部分を手に入れます。等価交換という手法ですが、台東区のような狭い土地所有者の多い地域では所有者にとっても、開発業者にとってもメリットのある開発の方法です。
10坪前後の敷地だと5階建くらいの建物が建ちますが、エレベーターが付けられず、しかも工事費が高く付き、年寄りには使えません。これが、等価交換だと建設費を負担しないで、大手業者の造ったマンションの部屋をもらうことができます。問題は、一定の面積の土地所有者の同意を取り付けるのが難しいところにありますが、最近は地権者の理解が高まってきているようです。私どもの親しい等価交換の取りまとめ専門業者は、台東区ですでに3ヶ所取りまとめ、大手業者に納入しています。

上野公園の彼岸花

秋晴れの快晴の日上野公園の彼岸花を見に行きました。
桜並木の途中の顔面だけが祀られている上野大仏の参道の周りに季節になると彼岸花が群生して咲きます。丁度見事に咲いていました。上野公園にこんな彼岸花の咲く所があるなんてまだ知らないひとが多いと思います。

 

食味散歩「大地の贈り物」

食味散歩 『大地の贈り物』上野不動産新聞61号より)
「年寄りの食いもんは似てしまうもんだね」と、向かい合わせに座った友人は言います。二人の前のそれぞれの大皿にはミニトマト、人参、レタスなどの生野菜サラダ、ジャコとねぎのサラダ、里芋の田舎煮、ひじき、大豆の白和えなどの野菜もの料理が少しずついろいろと盛り付けられています。それに、小皿に鮭と大根の和風マリネと、冷奴。ビュッフェのテーブルには沢山の料理の皿が並んでいたのに、取ってきた料理は生野菜とか、煮物とか真似しあったわけではないのに似てしまっています。
二人は、ふるさとの会の行事に行く前のひと時のひと時を一緒にしているところです。茶碗半分の五穀米と蜆汁でゆっくりと噛みしめて食べます。野菜や、煮物が沢山種類があるのが嬉しい。五穀米はいかにも健康を食べているように思えますし、それぞれの料理も野菜の素材の良さが伝わってきます。若い時ならもっと食べ物を追加したのに、二人はこれで満足でした。自然食のバイキング良かったです。
店 上野広小路 鈴乃屋ビル4階

炎暑の夏

「うだるような暑さが続きます。
今年の夏はとりわけ熱かったように思います。こういう暑いときはクーラーの効いた事務所に閉じこもっているとかえって体調を悪くします。炎天下を歩き回って、たっぷり汗をかいて水風呂でも浴びたほうが健康には良いようです。もっとも、風呂からあがってビールをしこたま飲んで、酔っ払ってクーラーをつけたまま寝込んだら、病気になってしまいます。無茶のことは控えて、元気なままで暑い季節を乗り切りたいものですね。
今年になって、隅田川の向こうに姿をあらわしたスカイツリーの長いすっきりした姿が台東区のどこの高い所からでも良くみえるようになりました。店の前から良く見えます。もっとも、向かいの喫茶店「ハーフポテト」側の歩道からでないと見通せないのがちょとしゃくですが。建物のあいだを通る道路の向こうの先に可愛い塔のすっきりした立ち姿を見せてくれています。