上野駅エキュート「ASANOYA」

今回発行した「上野不動産新聞」の食味散歩で「ASANOYA」を書きました。以下は掲載記事です。
通路との間を大きなガラスで仕切られた細長いスペースに籐の椅子と、小さなテーブルの二人掛けの席が二列に並んでいる。ざっと20席位ある。ガラス窓に向かって座ってコーヒーを啜り、紙袋の口を開いてパンを齧る。「そういえば軽井沢の浅野屋に寄ったことがあったっけ。」のんびりした想いのなかで軽井沢で暮らした20年前頃のことを追想する。確か、旧軽井沢の店に寄ってブルーベリーのジャムを買った気がする。「そういえば、良く泊まった万平ホテルの朝食のパンは浅野屋のだったのかなー」
齧っている浅間山の名前のついたこげ茶色の三角パンはクルミが入っていてほろ苦く、あっさりした甘さで、歯ごたえが何とも言えない。観光客で混雑する軽井沢銀座の浅野屋のそばの小道を抜けて、教会の前を通って鹿島の森に入る。瞑想の霧の中を木立としゃれた別荘が次々と現れる道を辿ってゆく。
そういえば、七月の霧の朝、万平ホテルの周りや、鹿島の森を散歩したものだった。
上野エキナカのこのASANOYAはその気振りも見せないが、私にはあのころの軽井沢に通じている扉があるのが見えている。

 

紅梅の蕾

2月21日
寒さが厳しい朝ですが、ピーカンに晴れて透明な、空気がピンと張りつめています。
朝日は薄い黄金色を帯びて、公園に降り注いでいます。陽だまりに温かさが感じられます。
越前水仙が公園のあちこちに咲いています。寒い時期の公園の女王です。
清水観音堂の近くの木立のなかに菅原道真公の「東風吹かば思い起こせよ梅の花・・・」の歌が書かれた白い柱が立っています。そばに梅ノ木があったはずですが、それは枯れてしまったようで、枯れ残った幹が無残です。そばに王仁氏を讃える大きな石碑が立っていますが、その横に梅の木が1本あります。
よく見るとほんの小さな紅梅の蕾が赤く膨らんでいるのが見えました。
これが、小さな蕾を大きく見せた写真です。

湯沢の雪

上野不動産新聞75号の編集を終わって、今日印刷会社に引き渡しました。記事では明日にも大地震が来るといった皆の不安を煽るマスコミの記事の氾濫に対し冷静に不動産を考えることを呼びかけています。
食味散歩は、上野エキナカのASANOYAを取り上げています。
先週末から日曜日にかけて社有のマンションを買い換えるために越後湯沢に行ってきました。
一晩で50センチも降る雪が降り続いていました。
駐車場の車も半ば雪に埋もれていました。

上野駅「のもの」

2月8日
昨日まで雨が降って暖かかったのですが、また寒さが帰ってきました。でも、この寒さももう少しの我慢です。
上野駅の改札前の広場から正面玄関に抜けるところの横に「のもの」という地産品を売る店ができました。「のもの」と名前を付けたのは「旬のもの」「地のもの」「縁のもの」という意味だそうで、今は青森のものを売っていました。
中を覗いて、かりんとうを社員のおやつに買ってきました。好評でした。
店の写真です。

寒波のなかの上野公園

1月31日
ここの所、寒波が居座っていて、凍える寒さが続いています。
今朝、厳しい寒さでしたが、久振りに公園に行ってみました。
晴れて、風がなく、明るい朝の陽光が公園に差し込んでいます。
越前水仙の花が寒さのなかで明るく咲いています。
桜並木の方に歩いてゆきます。空気はどこまでも透き通って、叩くと音が響いて伝わるようです。落葉樹達が枯れ木のように静まって立っています。
赤い鳥居が並んで続く階段を降りて、五条天神の梅の様子を尋ねました。梅の蕾はまだ小さく寒さに身を縮めています。
東京文化会館の外壁の蔦の間に残雪が残り、水路は氷が張っていました。
心が澄んで浄化してゆくような気持ちの良い公園の朝でした。

東京文化会館の壁

 

雪の朝

1月24日
東京で珍しい雪が降りました。
ほんのチョット積もった程度ですが路面が凍って、滑らないよう小股で歩きます。
使っている電車に遅延が出て、いつもより30分遅れて会社に着きました。
そして、社員が手分けして店の前の凍った雪を取り除きました。
金槌や、ちり取り、ほうきの柄などの間に合わせの道具での作業ははかがゆきません。
終わる頃にはすっかり手が凍えて、かじかんでしまいました。
写真は雪のある会社の風景です。

蝋梅の花

1月18日
しばらく寒い日が続きました。空も曇ったり、寒風が吹きぬけたり。
今日は朝は寒かったのですが、良く晴れて、陽だまりは暖かくなりそうです。
みずほ銀行に行く途中のお寺の塀の上に伸びている蝋梅の大きな木がきれいに咲いています。
正月気分も終わりにして、そろそろ仕事に集中したいですね。
今年は去年より良い仕事ができるでしょう。

冬の名物-寛永寺の冬牡丹

1月10日
昨日、冬牡丹を見に行ってきました。
祭日で寒い日でしたが、晴れて午後の陽が幾らか暖かく、公園には沢山の人が行き交っていました。
牡丹苑は、まだそんなに混んでいません。ゆっくり見て、堪能することができました。緋色、ピンク、黄色、白、沢山の花が大きな花を咲かせています。
訪れた人たちは、携帯電話、CDカメラ、それから、本格的な大型カメラなどで写真を撮って楽しんでいます。
冬にこんなに素晴らしい見事な花を咲かせるのは大変なことだと思います。
今や、この冬牡丹は上野公園に欠かせない正月の行事です。
私も写真を撮りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上野博物館の新春

1月6日
3日の日、故宮特別展を見に新春の東京博物館に足を運びました。
博物館の玄関の新春の大きな生花が見事でした。
故宮の展覧会も見事でした。
清朝の皇帝の居室が置かれている家具や置物を含めてそのまま展示されていましたが、見応えがありました。
沢山の絵画と書、陶器が展示されていましたが、スケールの大きな絵巻物や、皇帝の肖像画が興味を引きました。