酉の市と年末

まだ師走の月なのに「酉の市」と聞くともう年の瀬を迎えたような忙しい気分になります。
鷲神社の酉の市といえばなんといても鷲神社で、下町の暮れに欠かせない歳時の行事です。
今年は、三の酉まであって、11月5日の一の酉では、例年以上に人出が多く賑わったと新聞にかかれていました。
三の酉のある年は不景気で、火事が多いという言い伝えがあるそうですが、火事はともかくとして不景気は当っています。そして、不景気な年ほど酉の市は賑わうそうで、その予測は正しかったようです。三の酉の11月29日に混雑する前にお参りを済ませたいと思い、、お昼の12時ころに行ったのですが、もう長い行列ができていて神社にたどり着くのに1時間もかかりました。いつもの店により上手な店の人の奨めもあって、気合いで去年より一回り大きな熊手を求めて、手締めで威勢をつけてもらって持ち帰りました。
借りている隣の建物の建て替えが急に決まって、解体工事が始まり、工事の騒音がするなかで、備品の移転などがあって忙しない日々がここのところ続いていましたが、その最中に新しい熊手を店に飾れて、ようやくすこし安堵する気分になりました。模様替えした店の守護神としてこれからの店を守ってもらえる、来年はきっと良い年になる、見事な熊手を見上げるとごとに、そんな思いを新たにしています。

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