上野駅中 エキュート ハミングカフェー

7月20日 上野不動産新聞70号の食味散歩で取り上げた「ハミングカフェー」の記事と写真を紹介します。

大きなガラス窓に向かって並んでいる椅子に座ってコーヒーカップと冷水のグラスを載せた盆を小さなカウンターに置き、素通しの外を見ます。
眼の前を通路を歩く人たちが通って行きます。
通路の向こうにはエキュートのしゃれたお菓子を売る店が並んでいます。
セルフサービスのカフェーに珍しい太い取っ手の付いた白い大き目のコーヒー茶碗を持ち上げて、コーヒーを喉に流し込みます。苦味を利かせたすっきりした味のコーヒーです。そして、これも大ぶりのグラスに入った冷水を一口飲み、外を見やります。
それから、通って行く老若男女、様々な通行人の一人一人を眼で追います。
あの背中を曲げた初老の痩せた男はどういう人生を背負っているのだろうか、ショートパンツの小太りのあの若い女性はどんな生活をしているのだろうか、などと想像します。
人々は足早に通り過ぎ、想像する対象が次から次えと現われ、飽きません。
しばらくして、ふと我に帰ると、外の人の視線に晒されている自分が反射的に浮かびあがります。

ガラス窓の中の自分がパンダの役で、多分自分の方が見世物なんだって。

蓮の花が咲きました

不忍池の蓮の花が咲き始めました。
下町民族資料館の近くに1花、水上音楽堂の先に2花咲いているのを見つけました。
不忍池は今一面の蓮の葉の海原で、風が吹くと葉裏の白がかった色をざわめかせて波のようにゆらめいいています。

 

 

 

森香るBARのことなど

今朝も「森香るBAR1973」に行ってコーヒーを飲んできました。「森香る」って、しゃれた素敵な言葉ですね。コーヒーを入れてくれる若い女性のスタッフの笑顔が素敵で癒されます。
今日はもう一つ嬉しいことがありました。不動産新聞の愛読者から6月30日に発行したばかり新聞についての褒めすぎのメールを頂きました。この新聞のBARの写真も見ていただいたとのこと。ありがとうございました。これからの励みになります。
写真はエキュートのBARに行く通りにある駅弁や、稲荷寿司などを売る店の並ぶ1画です。

 

 

 

食味散歩「森香るBAR1973」

上野不動産新聞69号「食味散歩」に掲載した記事と写真の実物を紹介します。

上野駅中のエキュートの一番奥の目立たない所にその店はあります。店の名前はサントリーの白州醸造所ができた年にちなんでいます。
ちょっとしゃれた小さなバーです。
「夜は込むんでしょうなー」
私はカウンターの中でコーヒーを準備している若い女性のスタッフに話しかけます。
「そうですねー、夜は5時頃から店が終わる11時までいっぱいです。」
彼女は仕事の手を休めずに、にこやかに答えます。
朝8時、店の客は私ひとりです。
店の両サイドの宇都宮線と高崎線のホームから上ってくるせわしない出勤の人の流れか続いています。
この店だけが世間の慌ただしい流れから取り残されて静かです。
コーヒーが届きます。
ゆったりと最初の一口を啜ります。そして、白州のミントの葉を入れたハイボールのすっきりした軽やかな味わいを想像します。サントリーには文化が詰まっているって誰か言いませんでしたっけ。あの開高健と山口瞳がいた会社なんだから、なんて、喧騒から取り残された場所で一人コーヒーを飲み、夢想に浸る、これも有ですね。

 

久しぶりに晴れた日

6月22日
しばらく曇ったり雨が降る毎日だったのですが今日は久しぶりに晴れました。
晴れたらたちまち暑い夏日になりました。
日差しが強く、上野公園に行くと、木々と白い木漏れ日が鮮やかなコントラストを見せていました。

上野駅中 エキュート

上野駅中がすっかりおしゃれに生まれ変わりました。
デパートの地下でもこんなにしゃれた所はちょとないでしょう。
出店しているところも粒ぞろいです。田舎くさいイメージの上野で高級店が成り立って行けるのか心配です。
不動産新聞の「食味散歩」でも中の飲食店「三代目たいめいけん」と「みどりのキッチン」をとりあげ、6月末に出す69号で「風香るBAR1973」を取り上げています。
写真はエキュートのスナップです。

不忍池の蓮

6月7日
政治は大震災そっちのけで醜い争いを続けています。困ったもんです。これからの日本の景気はどうなるんでしょうか。こんなときは、われわれ国民は地道に自分の仕事をこつこつやるよりありません。
今朝の不忍池の蓮の写真を載せます。5月の初めには水面にはなにも見えなかったのが、もうこんなになっています。